立体雑記帳

立体だったり百合だったり

トライアングルストラテジー

少しずつ進めてましたトライアングルストラテジーもとりあえず1周クリアすることが出来ました。進めていくにつれて不満に感じる点や思ってたのと違った点がそれなりに出ては来ましたが、この手のゲームが好きな人なら普通に楽しめる作品に仕上がってるんじゃないかなと思いますね。以下ネタバレ注意

 

 

他のルートは分かりませんが、とりあえず自分が進んだルートは全20話となってました。序盤中盤終盤と別れてる話もありましたが確か最初から最後まで1話につき戦闘が1回となっていたと思います。最初から感じてましたがやはり会話パートの長さは目立ちますね

 

このルートでのラスボスは色々あって最終的に敵対する事となったハイサンド大教国の教皇さんでした。存在自体は会話パートで明らかになってましたが正直パっと出感が拭えませんね。詳細が秘匿とされてる設定だから仕方がないかもしれんけど

 

敵のスキルをちゃんと確認しないまま戦ったところ、TPが3以上溜まってるキャラにダメージを与えるスキルを使われて即壊滅状態になってたりもします。300近いダメージを喰らってますがこれはキャラによっては即死なんで笑っちゃいました

と言ってもTPが溜まらない様に注意したら今度はたまーに人形兵を呼ぶくらいで、特に何もしなくなってだいぶ拍子抜けでした。呼び出されるのも1体のみで強敵と言う感じはしませんでしたね

 

この後は戦闘後会話を経てエピローグが流れて終了と言う流れです。自分が選んだルートでは格差社会の時代が訪れた訳ですが多分他のルートを辿っても万事綺麗に収まるって事は無いんじゃないでしょうかね。というか教皇の正体を知った以上尚更ロランの意見に同意する気になれないのですが本当にどういう展開になるんでしょうかね

 

予想外だったのがクリア後はデータを引き継いでそのまま2週目を始めることが出来るようで、その際に信念値の確認なんかが出来る様になるようです。というかここで初めて信念値が仲間加入の条件になってるって知りましたね。多分説明は無かったと思いますが自分はストーリー展開だとか投票時の説得なんかに影響してるもんだと思ってたのでちょっと肩透かしを食らった気分です

ちなみにクリアまでに掛かった時間は大体34時間となりました。ただ誇張抜きでこれの半分くらいの時間は会話パートを眺めている時間なので、細かい話は良いから戦闘させろって人にはちょっと肌に合わないかも知れませんね。会話部分もそれなりに良いと思ってた自分もちょっとこれは長すぎるんじゃないかと思っちゃいました

そして自分が一番不満に感じた点としては、前にも書いた通り投票が態度保留の奴を説得するだけで済んでしまうので、普通に選択肢で決めるのと大して変わらなくなってしまってるのがちょっと勿体ないんじゃないかなと思いましたね。一応選択肢を間違えると説得しても効果が無い事はある様ですが、態度保留の奴で上手く誘導できなかったのはゲームを通して1回しか無かったので思い通りにならないってのはほぼ無いんじゃないでしょうかね。そりゃ全然思い通りに進めないってのも問題な気はしますが少しくらい説得が必要なルートが合っても良いんじゃないでしょうかね

ただ戦闘に関しては意図的に稼いだりしなければ敵は手応えのある強さになりますし、物資面も限られた中でやりくりしなければならないしでいい塩梅になってるんじゃないかなと思いました。難易度ハードで稼ぎの類を一切禁止にしたら相当難しいんじゃないかなと思います。

とまぁこんな感じで、売りにしてたっぽい投票や信念と言った要素がちょっと活かしきれて無いように思えましたが、ストーリー自体は面白かったし戦闘の方も楽しむことが出来ましたので個人的には満足いく作品でした。調べてみたら加入してない仲間もわんさか居るようなので周回しても普通に楽しめそうではありますが、今の自分にはちょっと重く感じてしまうのが悲しいところです。

 

折角なのでメインで使ってたキャラの感想でも

 

主人公。綺麗ごとばかり言うわけじゃ無いけど基本的に非情になれないタイプの人でした

カウンター持ちのメインアタッカーで周囲に対する攻撃や少し離れた相手にも攻撃出来たりと最初から最後まで頼りになる存在でした。奥義は広範囲の味方のTPを増やす効果でしたが、自分はそれを使うより飛鷹撃を使ってばかりで活用する機会は全然ありませんでしたね。

 

SRPGでは珍しい頼りになる軍師ポジションの人。でも王都奪還する為に水攻めするのはどうかと思うよ

前にも書きましたが完全なバッファーで、攻撃守備アップは勿論移動力アップやタクティクスオウガで言うパラダイムだったり、仕舞いには対象を2回行動できるようにしたりとやりたい放題です。地味に防御面も高めで壁にも使えたりと器用なキャラでしたね。奥義は自分+四方のキャラに1回の無敵付与でこれも強力ですが、自分は他のアビリティを多用してたのでこちらも使う機会はあまり無かったです

 

政略結婚でやってきた主人公の嫁となる人。ルートによっては分かれそうだけどその際の展開が気になる

完全に炎の魔法に特化してるキャラで、攻撃だけじゃなくカウンター状態にするアビリティもなかなかいい仕事をしてくれました。自分はあまり活用してませんでしたが油壺と併用した炎上戦法もかなり強そうで上手く使えば相当強いキャラだと思います。奥義は1ターン詠唱してTP全消費の広範囲魔法で、ベネディクト等の即時行動と併用したら強力そうな気もしましたが他にTPを使う機会が多くてこれまた使ってませんでした。

 

上の人の教育係的ポジションの人。少し野心家っぽい面もあってイマイチつかみどころが無かった

欲しい回復スキルは一通りそろってて、ついでにヘイストも持ってますので回復要因としてはいう事無しでした。奥義はリレイズ付与でこれは結構使ってましたね

 

ベネディクトの同期の渋いおっさん枠その2。見た目に反して割と冷静だった

序盤はそこまで物防が高く無くてイマイチに感じてましたが、気が付いたらメキメキ硬くなってていつの間にか欠かせない存在となってました。範囲に怒り状態を付与できるのも強いし高低差が激しいマップでは体当たりで突き落としたりも出来たりと便利な立ち回りも出来て頼れる存在です。奥義は周囲に怒り状態を付与して自分は1ターン無敵になるという分かりやすく強いものでした

 

最初から最後まで頼れる存在だったアンナさん。ダブルアクションは1回クラスアップしてから覚えるくらいで良かったんじゃないかな

流石に後半になってきたら火力不足感が出てきましたが、それも連携攻撃で補えるし睡眠付与を狙う方向でも良いしでやはり便利な存在に変わりはありませんでしたね。奥義は単体に大ダメージ+防御ダウンという物でしたがたまーに使うくらいでしたね

 

この手のゲームでは珍しい飛行弓。ちなみにこの世界は鷹を色々と活用してる様で

飛行弓ってだけでも強いのにダメージついでに暗闇や移動不可も狙えたりと分かりやすく便利なキャラでした。それらを付与しながら連携攻撃も狙えるから使わない理由が無い位強かったですね。奥義は単体に大ダメージでしたが、自分はそれよりかは暗闇か影縫いばかり使ってました。

 

弓枠その2。多分この人は序盤のルート分岐で仲間になる人だと思います

ステータスは飛行弓の人と大差ないのに火力はこちらが上で命中率が向こうの方が上と言う局面が多かったですね。高低差の影響なんでしょうか

トラバサミが踏んだ敵ユニットにダメージを与えながら強制行動終了となかなか便利で重宝してました。終盤には睡眠も狙えるようになりましたが流石に飛行弓の人と比べると分が悪いのは否めない。奥義は十字5マスにダメージですが、大して威力が無いし連携攻撃も出来ないとちょっと弱い印象です。

 

回復特化のアイテム師。お大事にって言いながらナイフで切りかかるのはどうなんですかね

終盤でも回復アイテムが結構頼りになりますので、ダブルアイテムで複数人を一気に回復出来たりその気になれば攻撃アイテムを連続で使う事も出来たりと器用なキャラでした。即行薬やTP薬学を覚えてからは便利さが一気に増すのですが、当然アイテム分の金が掛かってしまうのが悩ましい所でした。

 

王子が離脱したタイミングで仲間になったから代わりに入れた人。後で知りましたが偶々タイミングが重なっただけの様で

飛べるアーマーナイトという他に存在するのか分からん位のレアな存在ですが、エラドールほど頼りになる感じはありませんでした。怒り付与したり対象をかばったりと仕事は出来るんですけどね

 

魔法枠その2。レベルを見て分かる通り終盤は枠から溢れてしまいました

落雷は単体対象ですが高威力で完全に無力化出来る麻痺を狙えるのが強力で、場面は限られますが水場等に敵がいる場合はそこに打ち込めばまとめて麻痺が狙えてとても便利でした。他にも暴風は弓の命中率を下げる効果があったりと刺さる局面ではとても刺さるキャラでしたね。ただどの技もTP消費が激しいのが難点である

 

金策要員。挿話で普通に詐欺まがいの事やってるんですけど大丈夫かこの軍

戦利品をこいつで拾うと小銭が手に入りまして、何かと金が不足しがちだったのでフリーマップでのみ使ってました。一応怒りや魅了付与も狙えますので普通に使う分にもある程度仕事は出来そうですね

 

途中で離脱なさった王子様。主人公の親友で王子で金髪で途中離脱とか某種泥棒言われてる人が頭に浮かびますね

槍を使った複数マスへの攻撃に加え、体当たりなんかも出来て何かと便利なキャラではありましたが、なんか知らんけどやたら脆い印象でしたね。こいつが倒されるとゲームオーバーな面も多くてちょっと運用に注意が必要な局面も多かったです奥義は相手の防御無視の大ダメージでそこそこ使ってました

他にもキャラは居ますが、如何せん枠が厳しくて一度も使ってないキャラも多かったですね。そちらも攻撃特化のアイテム師だったり工兵的な役割が出来たり全属性の魔法が使える奴だったりと個性的な奴ばかりでした。使ってて面白そうなキャラばかりってのは本当に良く出来てる点だと思います

最初に書いた通り色々と勿体ないと感じる点はありますが、好きな人なら十分楽しめる出来だと思いますので興味がある方はとりあえず体験版を触ってみると良いんじゃないでしょうかね。