立体雑記帳

立体だったり百合だったり

戦藻録

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いつも買ってるような百合本とは全然違いますが、以前から興味があった戦藻録を購入しました。帯にも書いてありますが、定価が7000円+税とかなりのお値段でした。今まで買った中で一番高い本だと思います

簡単に説明しますと、これは連合艦隊の参謀を務めてました宇垣纏中将が戦時中に書き綴っていた日記になります。様々なところでこの本からの引用があることからも分かるとおり、諸所の戦闘などについて事細かく書かれており当時を知る上でとても優秀な資料となっています。加えて参謀という立場から、敗戦から得た教訓なども書かれているため読んでて面白いですね。

しかし書かれた時代が古いということもあり、見慣れない漢字も多く読むのがちょっと難しいかなと感じました。他にも山ほどありますが、廿日とか見てなんじゃこりゃと最初思いましたね。

 

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他にも海軍で使われていた略語が多く使われているのですが、こちらは分かるようにまとめてあったのがありがたいです。というか無いとさっぱり分からんけど。他にも南方作戦やミッドウェーなど大きな戦闘では、行動図や部隊編成なども書かれていてためになりますね。

調べてみると宇垣中将の評価は例の特攻の件もあってか余り宜しくない様ですが、対米関係の悪化を危惧して三国同盟には反対してたり、ミッドウェーでの対応を見たりすると決して悪いばかりの人ではないんじゃないかと個人的には思ってます。こんな感じで色々と考察出来るのも歴史の面白い部分ではありますがね。図書館でも見かけることがありますので、興味がある方は探してみると良いかもしれません。

 

ガレキはサフ吹き+表面処理に入ったところになります。今のところは気泡がわんさか見つかるという事も無く、多少の修正で済んでるパーツが多くて助かっています。今回は塗装も大変そうなのでまだまだ難所だらけですがね