立体雑記帳

立体だったり百合だったり

やがて君になる2巻

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1巻を読んでからずっと楽しみにしてましたやがて君になるの2巻を買ってきました。1巻が10月27日発売だったので6ヶ月待ってたようですね。6ヶ月と書くと長いですが、ガレキやらに夢中になっていたからかそんなに待った気はしませんね。その頃何やってたか思い出せないけど

いつもの如く簡単な感想になってしまいますが、今回もとても良い内容でした。特に今回は先輩がかなりアグレッシブになっていたのが印象的ですね。最初の最初からめっちゃ嬉しそうにしてるくらいですし

しかしずっとキャッキャウフフしてるのかと言うとそうでもなく、1巻とは反対で一見噛み合っているようで実はそうでもないという感じが強く描かれていたように個人的には思いました。話が進むにつれて顕著になってると思う

特に10話は二人の距離感を描いていると思われるシーンが多くてとても印象的でした。1巻同様後ろを電車が走っているシーンがあるのですが、1巻と違って離れて向かい合っているのなんかまさにそれなんじゃないかと思ってます。他にもそうなんじゃないかなと思う箇所はいくつか有るのですが、あんまり書くとネタバレになるので控えておきます。この本はそういう考察をするのが非常に面白いと思うんですよね。勿論自分一人ではただの思い込みという可能性もあるので身近に語り合える仲間が欲しい人生だった

他にも予想外だったのが、1巻ではほとんど出番が無かった男キャラもなかなかにこじらせた性格の人だったことですね。彼が今度どう影響してくるのかは全く予想できませんが、ちゃんと空気を読むことの出来る有能な人間なので雰囲気をぶち壊すとかそんな事はしないかと思います。むしろ仲良くなれるタイプの人ではあるな

ちょっとですが伏せられていた事が明らかになったり、今後大きく関わってきそうなイベントも出てきましたので、2巻が出たばかりですが今から続きが気になって仕方がないですね。ただその一方で、続きを読むのがちょっと怖いという気持ちがほんの少しですが有ったりします。巻末の予告が読んだ後の気持ちを凄く的確に書いているんですがすげぇなこの作品

 

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twitterで見て気が付きましたが、並べると背表紙で見つめ合ってるんですよねこれ。こんな感じの細かい仕掛け?は凄く好きです。こういう点があるから電子書籍よりも実際の本を買う方が好きなんだよなぁ。置き場所なんか後で作ればいいんだよ

 

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今回もメロンブックスで購入して特典冊子が付いて来ました。今回も前と同様豪華な作家陣によるギャグ寄りな内容となっています。今後槙くんのキャラは間違いなくこういう方向性いなるんだろうなと思うのでした。ぼくはとてもよいとおもいます